日本運営力が海外ブランドを惹きつける チャターボックス日本進出の裏側
Update: 2025.11.24
シンガポールの名物である「アタス(高級)」なチキンライスで知られるチャターボックス(Chatterbox)が、ついに日本へ進出します。今回は丸の内にオープン予定で、日本での運営はアイエムエムフードサービスが担当します。
本記事では、海外ブランドが日本進出のパートナーとして“誰を選ぶか”という視点から、この事例をケーススタディとして解説していきたいと思います。
日本進出が実現した理由:8年間積み上げた信頼
今回の進出は、アイエムエムフードサービスにとって「シンガポール側から声がかかった」珍しいケースです。
背景には同社が2018年に丸の内で開業した点心専門店YAUMAY(ヤウメイ)の成功があります。
- 8年間、安定した運営
- 売上も好調で知名度を確立
- 高い店舗運営力・飲食ノウハウが蓄積
この実績が評価され、海外ブランド側が「日本で任せるならここだ」と判断したわけです。
海外F&Bブランドが日本の運営パートナーを選ぶ際、
“継続的に店を回せる力” を最重要視することを示す好例と言えるでしょう。
まずは業務委託モデルで運営:海外ブランドの新しい参入方法
チャターボックスの日本進出は、まず業務委託(オペレーション委託)という形でスタートします。
- 海外ブランド:ブランド提供・世界観の監修
- 日本側:日々の運営、人材管理、品質維持
YAUMAYで培ったオペレーション力をベースに、
「屋台飯をラグジュアリーな空間で味わえる店舗」を日本流に仕上げていく計画です。
海外ブランドは、店舗立ち上げに伴うリスクや人材確保の負担を減らせるため、
このモデルは今後さらに増えていくと考えられます。
東南アジアブランドが日本を狙う理由
今回のチャターボックス進出は、近年の「東南アジア発ブランドの日本進出加速」の流れと一致しています。
主な理由は以下の通りです:
- インバウンド観光客の増加
- 日本での東南アジア料理の受容度向上
- プレミアム・カジュアルな外食が伸びている
- 東京の一等地に旗艦店を構えるメリット
今回のような“ハイエンド屋台飯”は、日本の外食市場でも新しいポジションを取る可能性があります。
チャターボックスの日本進出は、
「日本での安定した運営実績が、海外ブランドとの新たな協業を生める」
という明確な事例です。
海外ブランドの進出が増える中で、
こうした“信頼に基づくパートナーシップ”はますます重要になります。
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