2023年度の高知事業で参加された事業者様13社のうち、山本かまぼこ様はシンガポール市場での販売に向けて数多くの課題に取り組まれました。
海外展開するには『ローカライズ』は必須です。
(詳しくは弊社のブログをお読みください。https://vintage-sg.com/2024/03/06/post-1459/)
日本で ”ウケる” 商品が海外で ”ウケる” とは限らず、海外で販路を拡げるためには対象となる国の人たちが求めるものを提供する必要があるのです。
山本かまぼこ様はまず3点のローカライズをされました。
① 商品の味と形
② 調理方
③ 商品名
当たり前のようで現地で試食してもらうまで気付かなかったのが、日本で「スパイシーかまぼこ」として提供している商品の “スパイシー(辛い)” 感覚が、日本人とシンガポール人では違っていたことです。
また、フィッシュボールはシンガポールでも人気の商品。
それらを生や焼いて食べる現地の人はあまりいないため、かまぼこも彼らの食習慣に合うように、鍋物やスープの具材になるような形に成型して揚げていただきました。
最後に、類似商品のフィッシュボールでは商標が既に取られているので、名称は社長の山本様が以前から考案されていた『お魚団子』となり、山本様がAIを駆使してロゴも作成されました。
山本様はチラシの作成も最後の最後まで真摯に取り組まれ、ロゴだけでなく画像や文章もChatGPTを活用されたと聞き、ChatGPTの可能性の大きさを教えてもらったものでした。
山本かまぼこ様には5つのこだわりがあります。
- 素材(魚・塩・水・油)
- 無添加(保存料・甘味料梨)
- 地産地消(室戸産)
- 手作り
- 美味しさを国境や宗教を越えて伝える(ハラール認証取得)
ここまでこだわって作られるかまぼこは一般的なスーパーでは見かけることは少ないのではないでしょうか?
今回の事業でご一緒させていただき、何事にもこだわる精神をお持ちであること、そして素晴らしい商品を世界中の方に届けたいという大きな想いが伝わりました。
高知県を代表する食べ物と言えばカツオやマグロ。
それらの魚を獲る室戸の漁師さん達が太平洋の漁場に向かうのに山本かまぼこのてんぷらを持参したそうです。
魚をよく知る漁師さんが選ぶかまぼこ、試してみたくなりませんか?
ホームページからもこだわりが伝わります。https://muroto-kamabokoya.jp
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