8 月末にシンガポールで
「MEDICAL MANUFACTURING ASIA 2018」
という展示会が行われました。
アジアの医療・ヘルスケア系の
ものづくりメーカーが一同に介する、
2 年に一度のかなり大きな展示会となります。
その展示会に、
東京都から13 社出展いたしましたが、
その中の1 社「ソーケンメディカル」様の
シンガポール進出のサポートをさせていただいております。
ソーケンメディカル様は
磁気治療器メーカーで、名だたるスポーツ選手も治療に使うような
実績にある磁気治療器を製造・販売されています。
大学との共同研究なども行い、英文でのエビデンスも多数お持ちの企業です。
ただ闇雲に展示会に出展しても、
全く成果は得ることができません。そこであらかじめ販路を開拓し、
展展示会前に政府が運営する地域住民のための健康増進施設の中に、
ソーケンメディカル様の磁気治療器を導入した
サロンをオープンすることができました。
実績のある状態で展示会に出展した結果、
シンガポール政府のコー・ポークン国家開発担当兼貿易産業担当上級国務相が
興味を示され、磁気治療器をご覧になりました。
コー・ポークンは
現役ドクターでもあるため、実際に政府運営の施設で使用されている機器に
興味を持っていただいたようです。その様子は現地新聞でも報道されました。
本当にオンリーワンで、
競合他社がいない商品を持っていくのであればまだしも、
大体の商品が過去に持ち込まれたものです。
今、シンガポールに進出しようと思われている製品は、
全く準備をせずに持っていくだけでは、
販路開拓はほぼ不可能と考えた方がいいでしょう。
しかし、遅いのであれば遅いなりに、
注目を集める方法はあります。今回のソーケンメディカル様の磁気治療器でも、
ちょっとした変化球でアプローチすることで、
政府の機関でサロンを開くことに成功しています。
サロンには
50 代~ 90 代の高齢者が磁気治療を受けにいらっしゃいます。
多くの方が富裕層に属しており、
磁気治療器の購入を検討されている方も少なくありません。
富裕層に向けたアプローチは、
アジア進出を計画している全ての企業の課題です。その課題を
「富裕層の方に使っていただく」という機会を増やしたことでクリアにしました。
また、このサロンを開いたことで、
様々な商品のテストマーケティングを行うことが可能になりました。
たとえば健康食品のサンプルを2種類用意しサロンに置いておきます。
どちらの方が人気だったか、味や効果の評判は、など
様々な声を集めることができるのです。
シンガポールはこれから、
医療・ヘルスケア系の製品の需要がかなり高まってくると予想されます。
日本製の質の良い製品をシンガポールの多くの人に手にとっていただけるよう、
活用していきたいと考えています。