翻訳は現地化にならず?
Update: 2026.10.05
本記事は筆者の意見であり、ビジネスに係る助言とするものではありません。弊社は、本記事の内容に基づいて生じた損失・損害などにつきましては責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
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皆様、海外進出をするときに、最初に何が浮かべますか?
資料翻訳?商品調整や調達?
もちろん、日本の商品を海外で販売するとき、そもそもその商品の使い方や、特徴などを現地(シンガポール、タイ、インドネシアなど)の人に伝えなければなりません。そのために、多くの方には、まず資料翻訳のことを思い浮かべるかもしれません。
しかし、わたしには、資料を翻訳するだけでは、必ずしも意図や商品の魅力が十分に伝わるわけではありません。
本記事では、なぜ資料の翻訳ではなく、現地化が必要かについてお話ししたいと思います。
日本の当たり前は他の国の当たり前にならず
資料を現地化するとき、「忠実に翻訳するのが大事」と思っている方が多いかもしれません。
ただ、日本の当たり前は海外で通用しない場合がありますので、忠実に翻訳しても通じない恐れがあります。
例としては、商品やデザインの名前の翻訳です。
質問です。資料に「ゲンコツ」という言葉が入っています。どのように資料を現地化するのでしょうか?
翻訳ではなく、現地化です。
グーグルで調べると「fist(こぶし)」という言葉が出てきます。ところが、「fist」という言葉を使えるかは別の問題になります。特に、優雅さ、贅沢さを重視する商品をPRするときには「fist」という言葉が入っている資料でPRすると候補顧客には別の意図が伝わってしまい、元々の商品の魅力が伝わらない恐れがあります。
なので、わたしには、母語話者、あるいは現地で使われる言語を堪能な人に相談すると、商品を確実に現地化できると思います。例えば、まずは資料を英訳します。そして現地の人に相談して、「この表現は自然ですか」と聞きます。別の表現が勧められるかもしれません。
日本の表現をどうやって現地化するか
皆様、「ザ・ジャパン」の商品の資料に目を通すと、こんな表現を見つけるかもしれません。「和の雰囲気」、「和の美意識」など。
実は、翻訳するときに、よく「和」の部分の翻訳仕方について苦労します。どのように翻訳すればいいだろうか。「Japanese」「Wa」「Harmony」などの候補となる英語の単語があるが、どれが最も効果的な表現になるか、色々悩みます。
そのような場合になると、どうやって判断すればいいでしょうか?
わたしなら、まず現地の人に伝えたいことを決めます。例えば、「和」で「調和」のことか、あるいは「日本」「ジャパン」のことを伝えたいか。「調和」なら「Harmony」に、「日本」「ジャパン」なら「Japan」にします。
マーケティング向けの翻訳をするときに、忠実に翻訳するよりは、自分の意図に最も合っている伝え方で翻訳したほうがいいでしょう。
日本の文章のスタンダード=/=海外の文章のスタンダード
これまでよく日本の資料を見て英訳する機会がよくありましたが、わたしがよく感じるのは、日本語の文章が長くなりやすいことです。日本語で何か(商品など)を表現するときに、多くの描写や説明などを入れたくなるかもしれません。ただ、情報が多ければ多いほど文章は読みにくくなります。こんな文章をそのまま翻訳すると、意図や商品の魅力などは薄れて現地の人に伝わりにくくなる恐れがあります。
日本語、英語に限らず、それぞれの言語にはリズムがあります。文章の長さ、句読点の置き方によって余韻も変わります。例えば、下のような、語尾がそろえた文章やフレーズなどは、印象に残りやすいです。
「食べ放題が欲しいかい?我らのレストランに来て頂戴」
忠実に翻訳するより、現地の言語の特徴をよく理解している方に相談したほうが良いです。言葉をブランディングの武器にすることにより、自分の商品には新たな価値が加わるかもしれません。
まとめ
日本には数多くの魅力的な商品や技術などが眠っています。
なのに、その魅力が、あまり合っていない伝え方で薄くなって伝わらない場合はよくあります。
海外向けの資料を準備するときに、単なる英訳にとどまらず、資料の言葉を現地のトレンドや好みに合わせて表現すると、さらに受け入れられやすくなるでしょう。
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海外展開を考えている企業様へ。
翻訳だけに頼っていると、商品の魅力は薄くなるかもしれません。
弊社ビンテージマネジメントは、翻訳にとどまらず、
商品の説明を現地の嗜好に合うように表現します。
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