シンガポール・シティー・ギャラリー 60年間の発展に頭をのぞかせて
Update: 2026.04.27
春雨や
町の古きを
告げてゆく
2026年4月21日にシンガポール・シティー・ギャラリーに訪問しました。有名なマックスウェル・フードセンターのすぐ隣で、Maxwellの駅から徒歩約5分で着ける場所です。
シンガポール・シティ・ギャラリーは、シンガポールのUrban Redevelopment Authority(都市再開発庁)内にある展示会です。ものを見たり説明を聞きまくったりするような博物館が浮かぶかもしれませんが、訪問すると、やはりそのようなものではないと気づきました。
まずはギャラリーに入る前の立体アートワクです。その傍に1個のピアノが備えてあります。


20 UNDER 45: シンガポール気鋭建築家特別展示
会場に入ると、まず目に飛び込んできたのは、シンガポールを代表する気鋭建築家20人(実際は23人)によるプロジェクトの特別展示でした。これらのプロジェクトの素晴らしさは、建物の造形美だけでなく、設計の根底にある思考、アイデア、そして哲学が色濃く反映されている点にあります。
会場には、シンガポール植物園(Botanic Gardens)、シンガポール国立芸術大学(SOTA)、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(Gardens by the Bay)などのジオラマが展示されていました。シンガポール出身の建築家たちが国内にとどまらず、イギリスや中国など世界を舞台に活躍していることを知り、とても感銘を受けました。



ちなみにですが、本展示会は2026年4月30日までです。シンガポールにお越しの場合はおすすめします。
シンガポールの未来を築く持続可能プロジェクト
20 UNDER 45の特別展示の向こう側に展示されていた、シンガポールの持続可能性プロジェクト。
こんなプロジェクトが展示されていました:
- インフラ(建造物、道路など)とメンタルヘルスの関係
- 町の計画に役立つ気候変動リスク分析
- 室外活動とメンタルヘルスの関係
- 樹の幹の腐りを探知できるレーダースキャナー
- 海岸インフラの損傷を水中自動運転車で探知
プロジェクトをリードする方は、名門校であるシンガポール国立大学(NUS)、南洋理工大学(NTU)等の教授で、陸上交通局(LTA)、保健省(MOH)、A*STAR、カナダのウォータールー大学までの関係者が携わりました。


シンガポール・シティー・ギャラリー:固定展示会
本番が始まるのは、エスカレーターで2階に上がってからです。2階に到着し、SINGAPORE CITY GALLERYのサインをくぐって入ると、360度モニターが動画を再生し、中央には4つのパネルモニターが設置されていました。そのパネルモニターで、シンガポールの都市開発について学べます。例えば、東京のサイズはシンガポールの3倍だとか、シンガポールの経済成長を支える事業(金融、バイオメディカル、化学、航空宇宙)などです。面白かったのは、知らなかった公園や場所などを紹介してくれたことでした。たとえば、もしパネルモニターの質問に「もっと浜辺が欲しい」と答えたら、Sembawang Parkの写真を表示します。「他人と一緒に何かを使って省エネに取り組みたい」の場合は、BlueSGという電気自動車の写真が現れます。「もっとユニークなビルを見たい」だと、Haji Laneのストリートアートの写真が魅力をアピールしてきます。シンガポールではそんなに多種多様な面白い場所があることが気づかされました。




シンガポールのマスタープラン2025
そして次の展示箇所に上がると、シンガポールの2025年マスタープランが徹底的に解説されます。
マスタープラン2025は、2025年12月1日に公開された、10年~15年を見据えたシンガポール開発計画です。本展示会では、4つの主なテーマがハイライトされました:
- 幸せで健全な都市の形成
- 持続可能な成長を実現
- 都市としてのレジリエンスを強化
- 自然と文化遺産の保護
シンガポールの持続可能な国づくりへの取り組みは、建国60周年にとどまらず、さらに先の未来へと続いていくことに感銘を受けました。

体験型展示
展示会を進んでいくと、持続可能性について学べる展示がありました。



こんな感じです。黒いセンサーに手をかざすと体験が始まります。センサーは指の動き(掴んだり放したり)が検知できるハイテクなものです。上の写真では、シンガポールのリサイクルシステムが学べる体験型展示です。この体験型展示では、6つのアイテムを正しくかごに仕分けて、シンガポールでの正しいリサイクル方法を勉強できます。たとえばUsed Food Packaging(使用済み食品包装)をGeneral Waste(一般廃棄物)に、新聞などはRecycle(リサイクル)に分類します。
シンガポールジオラマ、景観イラスト、シンガポールの変遷を描く地図
展示会の中にあるシンガポールジオラマも見ました。本ジオラマはシンガポールの中央(サイズ16㎢、シンガポール全国土地の2%)を再現したモデルであり、そのサイズの半分は海から埋め立てた土地です。
それからバックパネルのシンガポール景観イラストが飾ってあります。世界中の色々な都市(上海、東京、ロンドンなど)の精緻な景観イラストで世界に知られているイギリスのStephen Wiltshireが描いたものです。Singapore Press Holdings Limited設立30周年とシンガポール建国50周年を記念して、当時のシンガポール大統領Dr Tony Tan Keng Yam氏に贈呈されました。まさに圧巻で心が打たれました。



最後に、2階には19世紀ごろから現在までの地図が展示されています。まるでタイムマシンで過去に運ばれたようで興味深かったです。

まとめ
短い体験でしたが、色々学べました。
Little Red Dot(小さな赤い点)の60年間にわたる変遷を知ることができて、本当によかったなと思いました。
都市には開発がなければ、発展できません。
同様に、海外展開に心強いパートナーがないと失敗する恐れがあります。
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