飲食店の海外進出の鍵にもなれる!ハラル認証(後編)
Update: 2026.02.23
前編はこちらまでご覧ください。
前編ではハラル認証の「Why(なぜ)」についてお話しをしていましたが、今回は、ハラルの「How?(どうやって)」についてお話しをしていきたいと思います。
簡単に言うと以下のステップになります(8~12週間かかります):
- ハラル認定試験、「ハラルチーム」作成
- HalMQ(ハラル品質管理システム)実施
- 書類準備+申請
- MUIS(シンガポール・イスラム教評議会)の検査と認定
ハラル認定試験、「ハラルチーム」作成
まずは「ハラルチーム」を作成しないといけません。ハラルチームのメンバーは以下の通りです:
- オーナーかオーナーの代表:ハラル認定に権威を持つ人
- ハラルチームリーダー:レストランがハラル品質管理システムを実施する人
- ハラル保証担当者:イスラム教徒の人
この3つは、ハラル認定試験(Halal Competency Assessment)に合格して認定を受けないとハラルチームに入れません。
HalMQ(ハラル品質管理システム)実施
ハラル品質管理システムは、ハラルコンプライアンス遵守を持続させることができるかを測るシステムです。以下のことが求められます:
- 食材の供給者のハラル認定書を継続的な更新
- 新しい食材を使う前にハラル認定書などの確認
- 交差汚染にならないようにノンハラルの材料など及びハラル認定の材料を分けること
- 発注書、領収書、トレーニング記録書
- 業務手続の流れの文書化
- 定期的な材料などの検査
書類準備と申請
ハラル認定書の申請の主な必要書類は以下の通りです。
- 事業登録証明書(ACRA)
- 飲食店営業許可証(NEA)
- メニューおよび使用原材料一覧
- 仕入先のハラール認証証明書
- 店舗レイアウト図面
- HalMQ(ハラール品質管理システム)関連書類
すべて揃ったら、GoBusiness Licensing Portalで申請します。書類をアップロードして、コンプライアンス遵守を申告します。新規申請は6週間ぐらいかかります。
MUIS(シンガポール・イスラム教評議会)の検査と認定
申請のあと、MUIS(シンガポール・イスラム教評議会)が検査をしに現場へ来ます。主に以下の検査をします:
- 食材と食材保管:食材はハラル認定を受けているか、期限切れの認定書をまだ使っているか、供給者の認定書は更新しているか等
- 交差汚染:ハラルのものとノンハラルのものを分けているか、十分に清掃しているか等
- 厨房設備の手続き:スタッフは手続きを理解しているか、生の食材の取り扱いはSOP(標準作業手順書)に合っているか等
- スタッフ面接:検査の仕方、ハラル認定の条件などを現場のスタッフに聞きます
問題点がなかったら、認定書が発行されます。有効期間は1~2年間で、有効切れの120日間前に更新しなければなりません。
以上、ハラル認定取得のステップです。
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参加・出典一覧
MUIS(シンガポール・イスラム教評議会):シンガポールのハラル認定手続きの流れ
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