【World News from事務局】4月からはいよいよG7サミットの動きが本格化!

【World News from事務局】4月からはいよいよG7サミットの動きが本格化!

Update: 2016.03.24

From:鰐部行崇
日本支部(東京丸の内)、、

こんにちは、事務局の鰐部です。

最近、G7のニュースが多くなってきたなあと思ったら、もう2か月しかないんですね。しかも政府が公表している伊勢・志摩サミットのHPによると来月から大臣級の人達が続々と来日するらしいです。

伊勢・志摩サミットのHP

G7って何?という方は日本銀行の記事「G20とは何ですか? G7とは何ですか?」をご覧下さい。
教えてにちぎん「G20とは何ですか? G7とは何ですか?」

というわけで、ちょっとホームページを覗いて纏めてみました。

まずはG7サミットまでのスケジュールです。こうやって見ると、実に色々なところで閣僚会合が行われる予定ですねえ。

G7 2016

 4月 
10日〜11日 広島:外相会議
23日〜24日 新潟:農業大臣会合
29日〜30日 高松:情報通信大臣会合
 5月 
1日〜2日 北九州:エネルギー大臣会合
14日〜15日 倉敷:教育大臣会合
15日〜16日 富山:環境大臣会合
15日〜17日 筑波:科学技術大臣会合
20日〜21日 仙台:財務大臣、中央銀行総裁会議
26日〜27日 伊勢志摩:G7 サミット本会議
 9月 
11日〜12日 神戸:保健大臣会合
24日〜25日 軽井沢:交通大臣会合

次に肝心の議題はどうなっているか、という点ですが、政府公表ベースでは次のようになっています。

うーん、見る限り、目新しいことはなさそうですねえ。

経済ではやはりTPP関係、政治・外交ではISISに対する結束とか、中国の南シナ海当たりの問題が提起されそうです。また日本は途上国援助や国際貢献では、ODA融資と武器にしたインフラ案件や感染症や母子保健の分野が得意なのでその辺りが話し合われそうです。

更に昨年末にパリで合意されたCOP21に基づく気候変動問題も旬な話題なので何らかの取組みが表明されるかもしれませんね。

G7伊勢志摩サミット主要議題

(政府ホームページ「伊勢・志摩サミット2016」より抜粋)

世界経済・貿易

新興国経済の減速、原油価格の下落、貿易の減退等によって不透明さを増す世界経済が、国際社会の直面する大きな課題となっています。G7伊勢志摩サミットにおいては、世界経済の成長やリスクへの対処について、G7として前向きなメッセージを発出することを目指します。

政治・外交問題

自由、民主主義、法の支配、人権といった基本的価値を共有するG7の議長として、地域や世界の平和と繁栄のために、グローバルな視点に立って、最も適切な道筋を示すことにより、世界をリードしていきます。G7伊勢志摩サミットでは、テロ対策、中東情勢、ウクライナ情勢や北朝鮮情勢等、現下の政治・外交問題について、率直に議論する予定です。

気候変動・エネルギー

昨年12月のCOP21において、「京都議定書」以降の新たな国際枠組みである「パリ協定」が採択され、我が国も、安倍総理から、2020年における途上国支援増額(1.3兆円)を表明し、年間1000億ドル供与のコミットメントに道筋をつけることなどを通じて、合意妥結に貢献しました。G7伊勢志摩サミットでは、G7として、COP21の成果をもとに、気候変動に関する国際社会全体の取組を先導すべく、議論を行います。また、油価下落や地政学的不安など、変化の著しい国際エネルギー情勢を踏まえ、エネルギー安全保障の確保は、国際社会にとって、引き続き喫緊の課題となっています。エネルギー政策において、G7が主導的な役割を果たしていくことが求められます。

開発

G7伊勢志摩サミットは「持続可能な開発目標(SDGs)」を中核とする「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の採択後初めてとなるサミットです。今後のアジェンダの実施には、民間・市民社会を含むあらゆるステークホルダーが参加するグローバル・パートナーシップが不可欠です。G7として、かかるパートナーシップの下でSDGsを含む2030アジェンダの実施を積極的に主導していく必要があります。また、日本は、本年8月、国連、国連開発計画(UNDP)世銀アフリカ連合委員会(AUC)と共に、ケニアで第6回アフリカ開発会議(TICADⅥ)を開催します。TICADは、国際社会全体でアフリカの開発を議論するための機会であり、G7との有機的な連携を目指します。

因みにG7サミットのスケジュールは大分先まで決まっています(G20も)。

2016年以降のサミット予定

 G7 
2016:日本
2017:イタリア
2018:カナダ
2019:フランス
2020:アメリカ
2021:イギリス
2022:ドイツ
2023:日本
 G20 
2016:中国
2017:ドイツ
2018:インド

過去のサミットでは通貨政策やOPECに対応した石油対策、そして貿易の新たな枠組みなどが話し合われ、影響力も大きかったのですが、最近はG20の方がメディアの注目を浴びたりなどしており、その位置づけも微妙です。

とは言え、伝統の会合が日本で行われるので要注目です。

また新たなことが判明したらニュースでお伝えします!

P.S.
よりご興味のある項目や主要議題の中でこれは何?と思うところなどあれば、ぜひ事務局にお声掛けください。皆様のお声が当クラブの活動を支えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

担当:鰐部行崇(わにべ ゆきたか)
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング1階
TEL:03‐5533-8630 FAX:03‐5533‐8631
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